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ネズミとは、哺乳類ネズミ目の数科の総称であり、ハツカネズミ、ドブネズミなど1000種以上が含ま れ一大グループを形成しています。ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種はイエネズミと呼ばれ、人間社会にとってもっとも身近なネズミです。
病原体を媒介したり樹木や建物、電気機器などの内部や通信ケーブルなどをかじったりして人間に直接・間接の害を与える衛生害獣であり、駆除の対象となっています。
ネズミは哺乳動物の中でも繁殖力の大きな動物で、かなりの速度で繁殖が行われます。クマネズミの繁 殖可能期間は約3 年、出産は年に5回程で1回に約6匹を出産します。ドブネズミはクマネズミと同様ですが、1回の出産で約10匹を出産します。
繁殖は気象・餌の量等により影響を受け、野外では秋・ 春・夏・冬の順に低下しますが、ビル内では冷暖房などによりほぼ年間を通じて繁殖します。ネズミの活動は巣を中心に行われ、一般に草食性のものに比べて雑食性のものの方がその活動範囲は広いです。集団を形成し縄張りを持ち、自分達の地域内への他の集団の侵入を許さず餌の確保を行っています。
また、この縄張りの外にさらに広い行動圏を有しており、行動圏は主として餌を求めて歩く範囲であって他集団のネズミとの争いがあっても縄張りほど激しい争いはしません。巣で成熟したネズミは 自分達の地域内の餌が不足すると餌を求めて移動します。建物内に棲息するネズミでは、小さな建物では建物単位で集団を形成して大きな建物ではフロアー毎に異なった集団が形成され、あるいは幾つかの集団が存在することも考えられます。
衛生上の害として、尿や糞などの排泄物によりレプトスピラ症やサルモネラ菌の食中毒を起こします。
ネズミに寄生するイエダニに刺されることにより、かゆみを起こすこともあります。
家屋や家具、食品、ガス管や電線などをかじり、停電や火事の原因を作ったり、電信関係やコンピュー ターのケーブルをかじり、機能を麻痺させます。