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断熱材は冬暖かく、夏涼しくするというものです。
断熱材を考えるときは冬を想定します。
夏の外気温を32度(香川県の8月平均最高気温)としてエアコンの設定を25度とすると温度の違いは7度ですが、冬場は外気温1度(香川の1月の平均最低気温)でエアコンの設定温度を同じ25度にすると24度の差になります。温度差の大きい冬場を想定します。
最近は暖房器具などの性能がよくなり、よく使う部屋などは快適な温度になりやすくなっていますが、住宅の断熱性能は低いままなので、暖房の効いていない部屋との差が大きくトイレなどに行くときに武者震いをすることがあると思います。 武者震いはヒートショックの危険信号です。
ヒートショックとは室温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。
この血圧変化の影響に伴い脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気を引き起こすことがあり、主に自宅の浴室で入浴中に発生し、失神し溺れて急死してしまうというのが典型的な例となっています。
入浴中の事故死の数は年間約 17,000人と推定しているようです。2015年の交通事故死数5,646人と比べてみるとその発生数に多いことに驚くのではないでしょうか?
都道府県別ヒートショック予備軍ランキングでは、愛媛がワースト3位岡山、広島がワースト5位、香川県がワースト8位となっています。逆に北海道は43位の少ない部類に入ります。
中四国は温暖だと思われがちで断熱への関心が低いのも原因です。
じつは、温暖だと思われている中四国がヒートショックが起きやすい環境になっています。
だからこそ普段見えない断熱材が大事です。見えないところにいいものを使いましょう!
見えないイコール変えにくいものです。